目次
2021.12.28 更新
- インドネシアはASEANで最も経済規模の大きい国
- インド・タムバンガラヤ・メガウ INDO TAMBANGRAYA MEGAH PT (ITMG) に投資
- 業績と株価(2021年)
- 配当金の状況
- まとめ
化石資源は大事に使っていきたいね
インドネシアはASEANで最も経済規模の大きい国
アジア地域の投資の一つとして、インドネシアに注目しています。インドネシアは東南アジアで最大の人口(2億3千万!)をもち、世界的にも第4位の規模です。
1万以上の島々から構成されている島国ですね、バリ島なんかは高級リゾート地域としても有名ではないでしょうか?
ASEAN諸国の中でも↓のグラフにあるように、ダントツの1位であり、2000年以降の成長度合が著しいですね。
ちなみに日本を追加するとこんなグラフになります笑。日本の規模感のスゴさもわかりますね。先進国と新興国の差が分かります。
逆に言えば新興諸国はここまで成長する余地を残しているということです。
インド・タムバンガラヤ・メガウ INDO TAMBANGRAYA MEGAH PT (ITMG) に投資
そのような日本でいういわば高度経済成長期にあるインドネシアですが、経済成長をする上で欠かせないのがインフラですよね。
特に電力の整備は急務となっており、電力需要は2000~2016年で2倍以上に増加しています。
さらに電源構成としては火力発電が9割を占めています。今回の投資対象の石炭火力発電は汽力とコンバインドサイクルに相当するので、
70%以上を石炭由来のエネルギーに依存していることになりますね。
※出典 (一社)海外電力調査会
www.jepic.or.jp
世界では石炭や石油からの脱却が主要なトレンドですが、これはあくまで将来的な目標であり、しかも新興国に限って言えば導入コストが高い再生可能エネルギーよりも、安価で安定的な化石資源がまだまだ主流であり、数十年は続くと考えています。先進国が80%削減できてから、の話になるでしょうね。
ということで、インドネシアの石炭産業を構成している銘柄のひとつ、インド・タムバンガラヤ・メガウ(ITMG)に注目してみました。
ITMGは石炭の炭鉱からの採掘から最終的製品である電力の生産までの発電所運営を手掛けている企業です。
採掘から運搬、精錬、発電と一括しているところが強みですね。採掘した石炭は中国や日本、韓国へも輸出しています。
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業績と株価(2021年)
2019年までの業績です。売り上げは上昇基調なので良いですね。営業利益率はばらつきがありますが平均して10%超えていますね。
2018年の配当性向は27.3%なので、まだまだ余裕がありそうです。
2020年以降はコロナの影響&昨今のクリーン電力の勢いに負けているような状況で、売り上げは50%減、利益も80%減とかなりのダメージを受けています。
それに応じで株価も2020年後半には-70%程度まで落ち込みました。
これはホルダーぺこぺこも大ダメージです。
ふぅ、致命傷で済んだぜ
株価の推移です。
ただし、コロナからの回復は素晴らしく、一時期は底値から3倍以上の値をつけています。
さすがに底値で買えた投資家は中々いないだろうとは思いますが。。。